[カオスモス]は冨岡雅寛が94年より展開しているプロジェクトです
対話型の装置[カオスモスマシン]は
動力を使わず鑑賞者が[奏作]する事で
思いがけない動き・複雑な自然現象を現出します
[カオスモス]という言葉は
簡単に表現すると[複雑な自然現象に関わる事]を意味します
[カオスモスマシン]とは
鑑賞者と複雑な自然現象との対話をリアルタイムに可能にする[対話型の装置]です
・「複雑な自然現象、思いがけない動きの体験」
広義のカオス理論、流体力学、非線形物理学等が対象とする
宇宙を現出させ続ける[根源的な力]が感じられる現象の体験を
リアルタイムで可能にします
・「カオスモスマシンは動力を用いません」
鑑賞者の[奏作]以外の動力(電力等)は使いません
体験すべき現象を創りだすのは鑑賞者自らです
楽器を奏でるように関わっていただきたくて
[操作]ではなく[奏作]と表現しています
・「鑑賞者と複雑な自然現象との対話」
カオスモスマシンは鑑賞者が関わり奏作する度に
毎回異なった反応(現象)が現れます
鑑賞者が自らの関わり方で[繊細に反応する自然現象と対話する]という
行為のあり方・意識のあり方が[カオスモス]のテーマであり
それは新たな自然観の模索でもあります